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長岡市-性能向上フルリノベーション工事- 進捗⑤

2024/11/01

断熱材や窓、換気、電気工事の外配線が完了した時点で建物の隙間面積を計測する「気密測定」を実施しました。

建物全体でどのくらいの隙間があるのか!?

測定結果は、総相当隙間面積÷建物面積=相当隙間面積:C値(シーチ)で表します。

C値を計測する特殊な機械で実施。

C値は小さければ小さいほど、隙間が少ないため良い結果をあらわし、「高気密」であると言えます。

「高気密」であることで、

①屋内の暖冷気が外部に逃げない

②外部の暖冷気を屋内に入れない

③外部の影響を受けないので、風が吹こうが嵐が来ようが「換気計画」が設計通りに行われ、屋内の空気はいつでもクリーン

ということが言えます。

大容量のファンを回して建物内を負圧の状態(外気より気圧が低い状態)にします。負圧にすることで、隙間があればその隙間から外気が入ってくるのがわかり(手を当てるとスーっと風を感じる状態)、その隙間面積を計測するという測定方法です。

法律上の決まりはありませんが、ひと昔前は基準値としてC値=2㎝平方メートル/㎡(地域により5㎝平方メートル)が高気密の指標として示されていました。

果たして結果は・・・

矢印で示したとおり、総相当隙間面積は15㎝平方メートル、建物面積は98.54㎡

約30坪の建物で3㎝×5㎝の隙間しかないことをあらわしています。

計算結果は、15㎝平方メートル÷98.54㎡=相当隙間面積:C値0.15(単位略)

※C値の計算結果として、小数第二位を繰り上げるというルールがあるので今物件のC値は「0.2」!

素晴らしい結果となりました!

新築と違ってリノベーションでは、経年による柱の曲がりや梁の曲がり、床下地の曲がりで隙間を埋めるための平らに仕上げる作業に多くの労力を要します。

測定前日には現場監督から、「どのくらい(C値結果)出たらOKにする?」という問いに、設計は「リノベといえど1.0は切りたいな~、できれば0.7切れば御の字です!」という会話を交わしました。

結果は大幅に上回る0.2!もちろん職人の皆様や現場監督の腕は確かなものなので良い結果がでるだろうなぁと期待はしていたのですが、新築でも0.2はなかなか出ない好結果。それを築50年以上のリノベーションでやってのけてしまうとは!

平らに仕上げる大工さんに限らず、電気屋さんや配管屋さんの開口処理が甘いと隙間は大きく、気密は悪くなっていくもの。そして現場監督含む全員がしっかりと「高気密」に向けて取り組んでいただいた結果でお施主様も大満足の測定結果となりました。

C値について、良いに越したことはないですし、どこかと勝った、負けたをするつもりもないですが、それでもこの結果は誇らしいもの。何よりお施主様への品質確保ができて良かったです。

■外壁施工も進行中

モデルハウスでも採用した、「米杉(ウエスタンレッドシダー)」を採用。

水はけや耐久性もよく、防虫効果のある材料で、普遍的なためメンテナンスにも優れています。経年によりどんどんグレーに変化していくのでその歴史を楽しむのにも良い外壁材です。

before
after

もとのお住まいの持つ外観のポテンシャルも高くカッコ良かったので、さらに窓も整え、レッドシダーを貼った外観はさらにカッコ良さが増していきますね!

■現場飯 ラーメンが続いたのでご飯もの。

食事処 しょじょじ 天ぷらそば 天丼 | 食事処 しょじょじ 新潟県

味処 津々味亭 tsutsumitei.web.fc2.com/index.html

いつも美味しそうなものばっかりですね!