リノベーション工事 工事進捗 補助金
マドリノベ と 春
2024/04/15
■冬から春へ
冬の寒さが過ぎ去って、新潟に春がやってきました。
桜も順調に開花中。
と、油断していると、本日は気温が31℃まで上昇するといいます。
温暖化の影響でしょうか。。
みなさまどうか体調を崩されませんように。。
そして寒さ、暑さから守られる住まいに改善していきましょう。
■暑い、寒い は マドからが7割
暑い寒いの原因は、開口部(窓・玄関戸)が大きな要因。
つまり窓を改善することが、1番 費用対効果が高いのです。
暑い、寒いにお悩みなら、優先順位は開口部改修が1番。
コストパフォーマンスの良い順番だと、その次に天井の断熱、床の断熱、壁の断熱と並びます。
■大きな補助金が利用できる
窓のリフォームには、先進的窓リノベ支援事業2024 という補助金が使う事が出来ます。
1戸あたりの最高補助額はなんと200万円。
https://window-renovation2024.env.go.jp/
なぜこんなにも補助金が出るのかと言えば、
「2050年までにカーボンニュートラル(温室効果ガスの排出を全体としてゼロにする)」ため。
https://ondankataisaku.env.go.jp/carbon_neutral/about/
すっごく簡単に(乱暴に)言えば、
今まで家を暖めるのために、石油(灯油)や ガスをどんどん燃やして(使って)いたけど、
窓や断熱をきちんとしてあげる事で、温度の低いエアコンだけでも十分に暖かい家になるのです。
光熱費が少なく、外気の暑い寒いから身を守れる(ヒートショックなど疾患予防にも)
現在は国がそんな「これからの住まいづくり」を率先して勧めているのです。
■施工実例:スタッフの実家
窓の性能向上リフォームは絶えず依頼があり、弊社がたくさん行ってきた工事。
実例として紹介しやすい 現在工事中の、私の両親が暮らす実家の工事をご紹介します。
今回は窓が外しやすい状況だったので、外窓の交換を選択。
工事の種類は ①内窓の設置 ②カバー工法(マドリモ) ③外窓交換
が選べるので、
プロに相談して既存状況を考慮した施工方法を選択しましょう。
■実際の外窓交換
外窓交換は、大工さんが行う工事です。
一か所一か所、窓を入れ替えていきます。
【見た目】
既存は「アルミフレームの単板ガラスサッシ」
私にとっては見慣れた、ヤツデの葉の様な型押しガラスの窓。
アルミのフレームには「Meiji」のステッカー。
チョコレートのMeiji??かと思いますが、窓のメーカーとして在ったようです。
新しい窓は「樹脂フレームのトリプルガラスサッシ」
樹脂はアルミの1400倍熱を通しにくいのです。
金属製フライパンの取っ手が樹脂だったりしますよね?
それだけ熱を通しづらいのです。
そしてトリプルガラスは遮熱Low-E仕様。
ガラス面に金属膜でコーティングを施し、より高い遮熱性・断熱性を発揮します。
この、ローイーガラスを使うと、日中は室内が見えにくくなるという副次的効果も。
※日が暮れて外より室内が明るくなると、普通に内部は見えちゃいますのであしからず。
北面は山に面する立地。
【重さ、納まり】
ガラスが3重になりますので、
・窓本体の厚みは、グッと厚くなり
・純粋に窓の重さも3倍相当に重くなります。
この重厚さが性能を担保しているとも言えます。
・納まりは、サッシの4周のツバをビス留め。
通常は、このツバ部分は防水上の観点から、外壁の下に隠れることになります。
今回は外壁よりも取付固定部分が出っ張っていたため、外しやすかった。
防水性を確保するため、ツバ部分は板金屋さんからガルバリウム鋼板で被覆してもらう予定です。
【玄関戸】
玄関もサッシ同様、熱の大きな大きな出入口。
既存はもちろんガラス1枚。
新しい玄関は複層ガラス仕様。
※「カバー工法」という外壁材を傷めない方法もありましたが、今回は外壁との納まりがよろしくなかったので、正規の手法で交換しました。
担当してくれるベテラン大工さん。
敷居部分のカッター入れ、コンクリートのハツリまでキレイに行ってくれました。
既存は2枚建てでしたが、
新しい玄関は、2枚引き込み戸。
有効開口も広がり、出入りしやすさも向上。
■余談
実家の自室には
学生時代(19年前)に定期購読していた雑誌「室内」が。
専門誌が伝える「大切なこと」は、昔から本筋は変わっていない様にも思う。
ただし中身は常にアップデートが必要。
情勢はどんどん変わっていきますから。