リノベーション工事 補助金
築84年 性能向上リノベーション工事:設計契約
2024/02/05
■長岡市内のお客様より、設計契約を頂きました
以前のブログhttps://www.sumitsuguie.com/staff_blog/2023/12/21/1155/
でお伝えした、昭和14年建築、築84年のお住まい。
今までに水回りなどを部分的にリフォームしながら、大切に住み継いでこられた建物です。
お施主様のご要望は
「先代から受け継いできた建物を残すこと」
「建物の構造、空間、素材を活かすこと」
「冬の寒さ、夏の暑さを解消すること」
私たちからのご提案は
・構造、空間、素材を活かすために、
「一定レベルの断熱性能」はクリアしなければいけないこと。
リノベモデルハウスにもご来場いただき、実感を伴ってお伝え出来たかと思います。
・建物を残すために、
耐震性能もある程度確保できる工事内容にすることをご提案させて頂きました。
比較的大きな住まい(約80坪)ですので、施工内容は慎重に算段しています。
温熱も耐震も、大きな住まい「全体の性能値」を最大値まで上げようとすると、費用も際限なくかかってしまうので。
【既存小屋裏横架材の状況】
昔は建物の中心に囲炉裏があったとのこと。
小屋裏の構造材は煤けていて、茶褐色に艶めいています。
【新規プラン内観パース】
部分2世帯化を考慮したプラン。
2階リビングでは主役となる小屋梁をアラワシとする計画。
【既存の窓より。視線の先には豊かな田畑と山並みの景色】
また立地環境を活かした眺望性や、半外的に使える空間も取り入れる計画。
守り固める家 だけではなく、
楽しみながら、愛着を持って、住み継いでいける建物になる様に。
これから詳細調査と実施設計へと進めてまいります。
■リフォーム・リノベーションの考え方
お客様がこれまでに行ってきたリフォームも、暮らしの利便性を向上するための大切な工事です。
廊下を上張りしてバリアフリー化(段差解消・減少)したり、
お風呂をユニットバスに、キッチンをシステムキッチンにしたり。
雪で屋根の軒先が折れれば修復したり。
いわゆる「リフォーム」の事ですね。
建物を維持するために、必要な時に、都度対応することになるので「必需リフォーム」という呼び方もします。
今回私たちが大切に考えて行うのは
もう少し根本的な住環境の改善
「性能向上リノベーション」です。
根本的解決をするからこそ、暮らしの悩みを解決できます。
だからこそ、新築以上に様々な補助金が適応されるのです。
今週末は地域の方向けの勉強会も開催予定。
ご都合のつく方はお気軽に遊びに来てください。