ゾーン断熱 リノベーション工事

使う部屋だけ断熱強化!ゾーン断熱工事のリピートご依頼いただきました!

2024/01/24

度々ご紹介している「ゾーン断熱」

もちろん家中まるごと断熱強化を一番におすすめしていますが、「生活に必要な部分だけ」のゾーン断熱も弊社の人気の工事メニューの一つです。

以前ダイニングキッチンと寝室のゾーン断熱工事を施工したお施主様から、冬を迎えて「想像以上の暖かさ」を実感され、リピート工事をいただきました!

リピート工事のミッションは「二間続きの和室」のゾーン断熱

客間ではありますが普段はお孫さんが遊んだり、勉強したり、家族でテレビを見たり、と居間の役割も兼ねた二間続きの和室です。

位置関係は先回工事したダイニングキッチンと廊下を挟んで反対側にこの二間続きの和室があります。

外部に面した壁には既存壁を壊さずに今ある壁の上から断熱材を施工。

ゾーン断熱施工前:和室と和室の間にはランマ
ゾーン断熱施工前:廊下と和室の間にも障子戸ランマ

写真からはわかりづらいかもしれませんが、和室と和室の間のランマはもともと木彫りの装飾以外は全て空いていて空気が行ったり来たりしている状態。それを寒いからと、ご主人が紙でふさいでいる状態でした。築年数が30年以上経過した二間続きの和室ではよくあるランマですよね。戸を閉めていてもランマが空いているから寒い。

ゾーン断熱施工中

そのランマもしっかりと断熱材を入れて断熱強化をします。(写真にはありませんが、廊下と和室の間も断熱補強を施しました。)

さらに今回はご提案した建具(引き戸)の断熱化も採用していただきました!

骨組みの中に断熱材を設置します。厚みでいえば2㎝5㎜ですが、あると無しでは大違い。壁にしない、したくないところもこのような形で断熱化ができますね。

和室も「想像以上の暖かさ」になるといいなぁ~、と願いを込めて壁、引き戸に断熱材を施工したゾーン断熱、無事に完工です。

ゾーン断熱をおすすめする方(おすすめするお住まい)

・お住まいが広すぎる(例:家族が過ごすリビングやダイニングキッチン、寝室のゾーン断熱)

・お子様が独立してご夫婦だけのお住まい(例:ご夫婦が使用する1階だけのゾーン断熱)

・単身世帯の方(例:1階の使用する部屋、2階の寝室のゾーン断熱)

・過去にリフォームをして何度目かのリフォームのため、家全体にご予算をかけない方

・ペットを飼っていて夏、冬は暖冷房を点けっぱなしのため光熱費を抑えたい方(断熱性が上がれば、光熱費の削減に寄与します)

以上が代表的。キッチン機器の入れ替えに伴って、キッチンの壁、床、天井をゾーン断熱など工事のシーンは様々です。

ただし、家全体の断熱強化ではないのでデメリットもあります。例えば、

・ゾーン断熱をした部屋、しない部屋とで温度差が大きくなり、しない部屋に結露発生の可能性がある

・冬はゾーン断熱をした暖かい部屋から出て、断熱をしない廊下、脱衣室、浴室、トイレに行く場合はヒートショックを起こす危険性がある 

※したがってゾーン断熱をする場合は必ず、廊下や水廻りの部屋も一緒に施工することを強くお勧めしています。

※ヒートショックはゾーン断熱をする、しないに関わらず、暖かい部屋から寒い廊下、お風呂、トイレ等に移動することで起こる危険性があります。ゾーン断熱をしたことにより発生する事象ではないのでお間違いのなきよう。

・全体工事費は抑えられるが単価で計算すると、ゾーン断熱の工事費、材料費は割高

・部屋の内側に断熱材を施工する場合(ほとんどがこのパターン)は部屋が狭くなる、狭くなるためにあまり厚い断熱材を設置できない。

というようなデメリットもあります。

リノベーションの内容は様々。どんなことにもメリットデメリットがありますので、ご要望やご予算、ご家族、お住まいの状況をお聞きしてベストなご提案をできるよう日々取り組んでいます。