リノベーション工事 工事進捗 補助金
長岡市内-居間と台所のゾーン断熱、窓交換リノベ-
2023/10/27
長岡市内の築60年近いお住まいにてゾーン断熱+窓交換リノベをさせていただきました。
今回のリノベーションは、
①窓の断熱強化
②南側は窓からの日射を十分に取り入れる
③居間及び台所の明るさ確保
④居間及び台所の暑さ、寒さを緩和したい
以上4つが大きな目標でした。
まずは①窓の断熱強化 ②南側は窓からの日射を十分に取り入れる の解決策
1枚ガラスだったアルミ窓を3重ガラスの樹脂窓(YKK AP APW430)に交換。1枚が3重ガラスになったことで断熱強化を実現したことはもちろん、ガラスは日射取得型を採用したことで冬は日射取得をふんだんに行うことが可能になりました。太陽熱を屋内に取り入れることで暖房エネルギー削減に寄与してくれます。
※ただし、夏は屋内に日射が入らないようにすだれや庇(ひさし)等でしっかり日射遮蔽をすることで一年を通して省エネに過ごすことができます。窓は夏と冬で使い分けをしっかり行いましょう!
また、お施主様いわく経年や地震により窓にも隙間があったため隙間風も多かったそうです。交換することで隙間は無くなり、さらにもう一つのお悩みであった結露も樹脂窓とすることで改善されることでしょう。
③居間及び台所の明るさ確保 の解決策
同じ場所、同じ時間の施工前後の写真。窓を大きくし、壁の色を明るい色とすることで、部屋の明るさを向上させました。
そしてお悩みの一つでもあった、居間の天井高さを解消することで、さらに開放的な空間となり視覚や感覚的にも明るさを感じられます。
可能な限り天井高さを確保するために、天井を解体。新たに天井を作り、部屋の高さを確保していきます。
④居間及び台所の暑さ、寒さを緩和したい の解決策
リノベ専科 住み継ぐ家では何度も登場している『ゾーン断熱』をご提案
天井にはグラスウールを200㎜設置、壁は既存の壁を壊さずに今ある壁の上からフェノールホーム(商品名:フェノバボード)を30㎜設置。居間と台所のゾーン断熱を行います。
ゾーン断熱の大きな特徴である、解体を少なくすることで解体ゴミが減る、コストカットになる、工期が短い、住みながらリノベーションできる、を実現しました。
お施主様の前提に「ご両親が建てたお住まいに愛着があり、残せるものは残してリフォームしたい」ことがありました。そんな素敵なお考えがあっても、水廻りの設備機器や表面の内装は新しくすることはできても断熱や耐震性の観点から築年数が経ち、古くなったら建て替えて新築。今まではその選択1択しかなかったかもしれません。
しかし現在はリノベーションの方法も多く開発され、柱や基礎を残して他は全て新しくするフルリノベーション、今回のようなゾーン断熱リノベーション、窓のみ交換、耐震強化リノベーションなど多くの選択肢があります。しかも国の動きとしてそのような工事に多くの補助金が充てられています。
様々な分野で価格高騰がありますが多分に漏れず建築業界もここ2、3年で大きな価格高騰の波を受けています。コストや工期を抑えられるリノベーションはこれからのスタンダードになるかもしれませんね!
※弊社では建て替えや新築を否定したり、しない、できないということではないので誤解のなきようお願いします。あくまでお施主様の要望やご予算、お住まいの状態(建て替えせずにリノベーションでまだまだ住める状態か否か)を見てご提案させていただきます!
最後にこのお住まいのビフォーアフターを!