工事進捗 長岡市耐震改修工事

長岡市耐震改修工事進捗③-断熱もしっかりと-

2023/08/10

長岡市耐震改修工事の今物件のメイン工事はもちろん耐震改修ですが、事前調査で壁、床、天井に断熱材が全く入っていないことがわかり、さらに「夏は暑い、冬は寒い」というお施主様からの悩みも聞いていたので、

「せっかく壁や床、天井を壊すなら断熱も一緒にやりませんか?」というご提案を了承してくださいました。

家中全て断熱できれば文句なしですが、リフォームやリノベではそうはいかないもの。ご家族やお住まいの実情に合わせてオーダーメイドで作り上げていきます。

今物件は耐震改修に伴う部屋を中心に『ゾーン断熱』という手法で解決しました。

旭化成建材:ネオマフォームHPより抜粋

特定のお部屋をピンポイントで断熱する手法を『ゾーン断熱』と呼んでいます。

耐震改修に伴い壁や天井を解体する部屋にはしっかり厚めの断熱材を施工。

ダイニングキッチン壁には80㎜のネオマフォームを施工します。サッシも解体に伴い一枚ガラスのアルミサッシから樹脂のガス入りペアガラスに交換。

天井は155㎜のグラスウールを2重に施工し、合計310㎜の厚さに。

床は50㎜と45㎜の計95㎜。

ゾーン断熱なので新築では本来施工しない、部屋と廊下を区切るための間仕切壁にも断熱材を施工。そこには壁内の空気流入を止めるために『気流止め』の施工。

気流止めがあるか無いかで断熱の効果は数倍違うため、リフォームでは気流止めをしっかり施工するかどうかがポイントになります。

解体をしない部屋は今ある壁を壊さずに仕上げ材の上から断熱材を施工していきます。その際には専用の「ネオマ断熱ボード」を採用します。

大部分を残す和室は「ネオマ断熱ボード」で和室の趣きをしっかり保ちつつ、断熱も施され夏、冬共に体感温度も省エネも実感していただけることでしょう!

順調に工事も進み、間もなく完成です。