リノベーション工事
性能向上フルリノベーション工事の設計契約をいただきました!
2023/07/28
先日長岡市内のお客様より、性能向上フルリノベーション工事の設計契約をいただきました。
昭和45年建築、築53年のお住まいを屋根、柱、基礎を残してのフルリノベーション。
お施主様のご要望は『断熱に手を抜かない』
弊社が目指すリノベーションの在り方と価値観が合致しました。
元々のお住まいの形も下屋(1階屋根)が多く、重厚感がありかっこ良かったので窓の形や位置、外壁材を整えることでさらにかっこ良くなりそうです。
間取り変更も行うため、その大きな特徴は、元は屋内部屋だった部分をインナーガレージに変更すること。
リノベーションには、例えば現在のお住まいが大きすぎるから減築する、こちらのお住まいのように屋外空間(車庫やテラス、バルコニー)として利用する、など様々な可能性が考えられます。
住まいをコンパクトにする(部屋数を減らす)ことにより暖冷房空間が減り、省エネにも寄与しますしね!
さらに、画像にもありますが玄関戸を開けると正面が歩道だったため、タイミングにより玄関戸を開けると屋内が丸見えになってしまうこともしばしば。そのため玄関位置も変更するご提案。
リノベーションでは現在の「ちょっと気になるな」「なんとかならないかな」という部分も解消していきます。
道路正面からの外観イメージパース。建物の高さも抑えられていてとっても良い感じ。
現在詳細設計中なので若干変更になる可能性もありますが、断熱性能はこんな感じに。
Ua値:0.23W/㎡k
暖房負荷:36.8kwh/㎡
冷房負荷:13.5kwh/㎡
暖冷房費もしっかりシミュレーション(エアコン全館冷暖房:暖房24℃、冷房25℃設定。電気単価は高騰することも加味して42円設定)
断熱性能を示すUa値(熱の逃げ率。数字が小さいほど断熱性能が高い。)はHEAT20のG3
HEAT20:20年先を見据えた高断熱住宅住宅研究会(一般社団法人)
国の基準とは別に本当の省エネ住宅を建てるための指標となります。弊社の標準仕様はG2ですが今物件はお施主様のご要望もあり、さらに高水準を目指しました。
もちろん耐震性能を高めるべく耐震設計も鋭意設計中。工事のスタートが楽しみです!