工事進捗 補助金 長岡市耐震改修工事

長岡市耐震改修工事スタートしました

2023/06/30

先週より長岡市耐震改修工事スタートしました。

昨年の4月にお問い合わせいただき、1年間じっくりと時間をかけ計画しました。昭和55年に新築された築43年のお住まいで秋から今春にかけて耐震補強計画を練り、長岡市の「耐震改修工事補助金」を利用します。

専用の機械を使用し、基礎に鉄筋が入っているかどうかの確認。鉄筋があることを確認し、改修設計に活かしていきます。

こちらのお住まいでは、耐震補強に必要な部分だけを解体し、そこに耐力壁を配置していく施工法を採用しています。

屋内は必要なところだけを解体、残すところは残す。「和室の床柱は現存のまま残したい」というお施主様のご要望もあり、傷つかないよう慎重に解体。

押し入れの内部。可能な限り解体部分は最小限でいけるように工夫します。

外壁部分は全て解体し、解体後は雨に濡れないようにしっかりとブルーシートで雨対策。

既存の柱に金物を取付け。2000年より金物基準が制定されましたが、それ以前のお住まいには使用されていないことも多く、この金物を取付けるだけでも耐震補強に寄与します。ひとつひとつ計算し、必要なところに金物を取付けていきます。

外部の耐力面材。釘の間隔を守ることで耐力壁として機能するため、現場監督がしっかりと釘の間隔をチェック。

耐力面材も壁毎に使い分け。見た目にもガッチリした感じに見えませんか!?

耐力壁として追加したい壁の下に基礎が無かったため、内部の一部に基礎を追加。耐力壁の下には基礎が無いと耐力壁として機能しません。狭いスペースでの作業となりましたが、基礎屋さんに上手く施工していただきました。

始まったばかりの長岡市耐震改修工事、これからも順次更新していきます。

耐震改修工事やお住まいの耐震性を知るための耐震診断の補助金は昭和56年5月31日以前に建築されたお住まいが対象です。その理由は昭和56年6月1日に耐震基準が制定されたためです。このように部分改修で施工可能な場合もありますので、該当するお住まいで耐震性に不安のある方は、お気軽にお問い合わせください。