新築工事
新築工事はZEH Orientedで
2022/05/20
新築やリフォームをご計画中の方はご存じの方も多いかもしれませんが、
本日は『こどもみらい住宅支援事業』のお話。
新築の場合は前提として、
①子育て世帯(2003年4月2日以降に出生した子を有する世帯)
②若者夫婦世帯(申請時点において、夫婦であり、いずれかが1981年4月2日以降に生まれた世帯)
のいずれかに該当する必要があります。
その前提を踏まえたうえで、新築の場合は性能に応じて、
60万円 (性能基準:省エネ基準適合)
80万円 (性能基準:長期優良住宅等)
100万円 (性能基準:ZEH等)
の補助金が受けられます。
前置きが長くなりましたが、タイトルにもある通り、本日は100万の補助金が受けられる、
『ZEH Oriented』のご紹介です。
国の基準に『ZEH(ゼッチ』という概念があります。ネット・ゼロエネルギー・ハウスの略。
住まいで使用するエネルギーを太陽光パネル等の創エネ機器を使用して、正味±ゼロエネルギーにしましょう!という概念です。
太陽光パネルを載せるという時点で、新潟県のような雪国は厳しく、ZEHの100万は難しいなぁ・・と我々も考えていたのですが、ZEHの中にもさらに細分化された基準があって、その中の一つが、
『ZEH Oriented』です。
これは、新潟県のように基準上の積雪100㎝を超える地域は太陽光パネルを載せなくても、
Ua値 0.6以下 BEI 0.8以下
をクリアすれば、『ZEH Oriented』に適合し、100万円の対象となりますよ、という基準です。
※新潟県内の一部地域は積雪100㎝に該当しないため、この基準は適用されません。
Ua値は建物から出入りする熱を数値化した熱の逃げ率。数値が低ければ低いほど、高断熱性能が高い。
BEIは消費エネルギー量。(換気、浴室、冷暖房、キッチン水栓、洗面水栓、照明、給湯器のトータル消費エネルギー量)国の基準を1とした場合、20%以上削減すれば、BEI 0.8以下となります。
数字を色々並べてややこしいですが、建物のUa値とBEIを計算して、第三者機関から証明書を受ければ、100万円の対象となります。
補助金が受けられる前提の世帯は限られますが、性能を上げて、補助金を受給できるというのは、建築費や材料費が高騰している昨今は必須です。そして、性能をしっかり確保しておけば、光熱費削減にも繋がります。
ちなみに、先回ご紹介した新築のお住まいも証明書(評価書)は取得済み☆
住まいの性能をちゃんと担保することにも繋がりますね!