工事進捗

水田を望む家~木製窓-佐藤の窓-~

2022/01/22

水田を望む家、なかなかこのページでご紹介できずにいましたが、工事は着々と進行中。

少しブランクはありますが、工事の進捗をご紹介していきます!

日本製の木製サッシ、その名も『佐藤の窓』
香川県の「レインボーオーシャンビュー」という会社がドイツの「スマートウイン社」とライセンス契約を結び、世界最高峰の断熱性窓『佐藤の窓』が誕生しました。
※1枚目の写真のトラックのナンバーもしっかり香川県。遥々この新潟県長岡市まで運んで頂きました!

水田を望む家では、南に面するサッシは全て佐藤の窓を採用。
採用理由はの性能の高さ。

冬はとにかくより多くの日射を窓から取り入れて、かつ、暖房した熱を外に逃がしたくない(断熱性)。

現在国内ではアルミサッシより、アルミ樹脂複合サッシ、アルミ樹脂複合サッシよりオール樹脂サッシ、さらにオール樹脂サッシでもペアガラスより、トリプルガラスへと断熱性は上がり、熱が外に逃げていく割合は改善されていきました。

しかし、実は、窓の断熱性を上げれば上げるほど、日射熱の取得量が下がる「反比例」の関係が国内サッシではありました。

高性能住宅の設計では、そのジレンマとの闘いで、熱計算をして、断熱性か日射取得か、その収支とにらめっこする必要があります。

そのジレンマを解消するのが佐藤の窓のような木製トリプルサッシ。
断熱性があがると同時に日射取得も上がるという良いとこどりをした夢のようなサッシです。

※「佐藤の窓」カタログより抜粋

この木製サッシ、今までは外国からの輸入に頼ることが多く、お値段も相当のものでした。
良いことはわかっていても、なかなか手がでないことがありましたが佐藤の窓は国産。
もちろん樹脂窓よりもコストアップはありますが、より高レベルな性能の実現のために水田を望む家では採用しました。

ちなみに「佐藤の窓」の佐藤は社長の名前。自らも工務店経営をしているかたわら、何度もドイツに足を運び、超高性能窓を誕生させました。
その熱意と行動力には本当に頭が下がります。その恩恵を受けて、水田を望む家は超高性能住宅化が実現できています。

佐藤社長(青いジャンパーが佐藤社長)はわざわざ香川から新潟まで来ていただき、施工指導や搬入を手伝ってくださいました。
木製トリプルサッシの特徴は高性能の他にデザインもとっても優れています。枠とガラスのバランスが絶妙で惚れ惚れするような美しい見た目です。

ただし、その重さはとてつもないもの。1㎡あたり約40kg。
幅2.6m×高さ2.2mを採用しているので×40kgで約230kg。
当日は手作業で搬入のため、8人がかりで持ち上げて、運んで、休んで、運んで、休んで、運んで・・
これが3セットありました!

良い経験になりましたね!搬入に携わった皆さんお疲れ様でした!

↑運び方を思案中
↑最後は佐藤社長が調整をしてくれて取付完了です。

AM9:00からスタートしてPM12:30まで搬入取付作業し、佐藤社長はそのまま、次の現場へ。
記憶が曖昧ですが確か午後から群馬に行かれるということで、昼食もゆっくり取らずにそのまま長岡駅へ。
なんともお忙しい!

無事に取付け完了し、水田を望む家はもうすぐ完成です。

見学会を開催しますのでその際はぜひ国産木製トリプルサッシ「佐藤の窓」をご確認ください!